金利をほぼ0円にする借金の返済方法
金利0円を提供する金融会社
結論から言うならば、金利0円でサービスを提供している会社で融資を契約しない限り、今現在借り入れているお金の金利を0円にすることはできません。住宅ローンなど、契約した後でも金利が変動するようなサービスもありますが、カードローンや消費者金融で借り入れたお金の場合、返済期間中に金利が変わることはありません。
金利を設定することが金融機関の最大の仕事であり、それによって収益を出しているからです。では、金利0円で融資を受けるにはどうすればいいでしょうか?
金利0円で貸し付けているのはアコム、アイフル、プロミス、レイクなどの大手消費者金融会社です。それぞれの特徴を見てみましょう。
アコム、アイフル
・アコム
アコムは、「最大30日間金利0円サービス」を展開しています。業界最大手の企業規模を活かして、無利息で貸し付けるサービスを業界で最初に始めた金融会社、という一面もあります。アコムで初めてカードローンを申し込んだ利用者が対象で、返済期日を35日ごとに設定する必要があります。これは契約時に選べるもので、毎月指定期日に設定して契約してしまうと金利0円が適用されないので注意が必要です。
アコムの場合、無利息期間が適用されるのは「契約日」の翌日から最大30日間です。つまり、契約から借り入れまでの期間が30日以上空いてしまうと、それだけで無利息期間は終わってしまっていることになります。アコムを利用するときは、契約と同時に借り入れを行いましょう。
・アイフル
2016年から無利息サービスを開始したアイフルでも、金利0円には幾つかの条件を満たす必要があります。アイフルで初めて無担保キャッシングローンを契約することと、それを利用することです。おまとめローンや借り換えローンなどのサービスは対象外で、通常のキャッシングローンのみが対象となります。
アイフルもアコムと同じく、契約時から無利息期間が発生するため、利用するために契約するのが最善です。
プロミス、レイク
・プロミス
プロミスは、他と違い「利用日から最大30日間の無利息サービス」が自慢です。契約しても利用しなければ、無利息の特典を利用する日まで生かしたままに出来ます。プロミスで無利息のサービスを受けるには、プロミスを初めて利用することに加え、「Eメールアドレスを登録し、書面の受け取り方法で「プロミスのホームページにて書面(Web明細※)を確認、を選択」することが必要です。紙媒体ではなくインターネットで明細を確認するように設定すれば、無利息サービスを受けられます。
無利息期間は、利用日の翌日より30日間です。金利が他に比べて少しだけ低いため、少額を借り入れたい方にはおすすめです。少額の借り入れには上限の金利が適用されるため、無利息期間を過ぎて発生する利息の金額を少し安く抑えられます。
・レイクALSA
レイクでは、条件付きとはいえ何と180日間のサービスが選べます。5万円までの融資のみが対象となりますが、半年の間利息が発生せずに借り入れできるのは大きなメリットです。5万円以上の融資には、他と同じく30日間のサービスとなっています。レイクもアコムやアイフルと同じで、契約日の翌日から数えて30日間です。利用の際は日付の計算を間違わないようにしましょう。180日間の無利息サービスですが、その間も元金の返済義務は発生します。利息が付かないだけで、借り入れたお金そのものは計画的に返済していかなければなりません。
返済が滞ると、5万円と言えども信用情報に傷が付くため、やはり返済期日はしっかりと守っていきましょう。これらが金利0円で借り入れする方法ですが、いずれも元金の返済義務が帳消しになることはありません。金利0円のうちに出来るだけ多く返しておくことが、総額支払いを安く済ませる唯一のコツです。